私はこれまで、病院というものは行きたいときに行けばいい場所だと思っていました。しかし、その甘い考えが大きな失敗を招いたことがあります。数ヶ月前から気になっていた奥歯の違和感を放置し、いよいよ痛みが増してきたとき、私は近所で評判の歯科医院に電話をかけました。当然、その日のうちに診てもらえるだろうと考えていたのですが、受付の方から告げられた言葉は「最短の予約枠は二週間後になります」という衝撃的なものでした。病院予約を何日前に入れればいいのかという知識が欠けていた私は、その場で絶句してしまいました。激痛に耐えながら二週間も待つことは不可能で、結局、何軒も電話をかけ直してようやく見つけた遠くの病院まで足を運ぶことになりました。その時の経験から学んだのは、人気の病院や専門性の高い科ほど、予約のハードルは高いという現実です。特に歯科や皮膚科、眼科といった科は、定期的に通う患者さんが多いため、予約枠が常に数週間先まで埋まっているのが当たり前なのです。もしあの時、違和感を覚えた瞬間に、つまり二週間以上前の段階で予約を入れていれば、あんなに苦しい思いをせずに済んだはずです。また、再診の場合も、会計時に次回の予約をその場で入れてしまうのが最も賢い方法だと気づきました。後で自分で電話をしようとか、ネットで取ろうと先延ばしにすると、気づいた時には希望の日時が全て埋まっているという悪循環に陥ります。通院を生活の一部として捉え、美容院やレストランの予約と同じように、あるいはそれ以上に優先順位を高く設定することが、健康管理の要だと痛感しました。今では、どんなに小さな不調でも、まずは病院の予約システムをチェックし、少なくとも十日前には枠を確保するようにしています。病院予約を何日前に行うかという判断は、単なる事務的な手続きではなく、自分自身の体をどれだけ大切に考えているかという姿勢の現れなのかもしれません。あの時の痛みと焦りを二度と繰り返さないよう、私はカレンダーに早めの「通院予定」を書き込むことを忘れないようにしています。
病院予約を後回しにして後悔した私の通院体験記