それは旧友との久しぶりの再会を楽しんだ翌朝のことでした。前夜の記憶は楽しさに彩られていましたが、目覚めた瞬間に襲ってきたのは、頭を万力で締め付けられるような激痛と、内臓がひっくり返るような猛烈な吐き気でした。これまでの人生でも何度か二日酔いは経験してきましたが、その日は明らかに様子が違いました。起き上がろうとするだけで視界が激しく回転し、トイレに這っていくのがやっとという状態でした。一口飲んだ水さえも数分後には吐き戻してしまい、昼を過ぎても症状は一向に改善する兆しを見せません。喉の奥が焼け付くように痛み、指先がかすかに震えていることに気づいたとき、私は恐怖を覚えました。一人暮らしの部屋でこのまま意識を失ったらどうなるのかという不安に駆られ、私は震える手でタクシーを呼び、近所の総合病院の救急外来へと向かいました。病院に到着したとき、私は待合室の椅子に座っていることさえ困難で、受付の方に症状を伝えるとすぐにベッドへ案内されました。医師の診察を受け、血液検査の結果、重度の脱水と低血糖状態にあることが判明しました。すぐに点滴が始まり、ひんやりとした液体が血管を通っていく感覚が伝わってきました。点滴が始まって三十分ほど経った頃でしょうか、あれほど頑固だった吐き気がスッと引き、霧がかかったようだった頭の中が少しずつ晴れていくのを感じました。看護師さんが優しくかけてくれた「無理をしないで、今はゆっくり休んでくださいね」という言葉に、張り詰めていた緊張が解け、私は深い眠りに落ちました。夕方に目が覚めたときには、朝の地獄のような苦しみが嘘のように和らいでいました。病院へ行く前は、二日酔いくらいで救急外来を利用していいものかと躊躇していましたが、実際に受診して医療の助けを借りたことで、自分の体の限界を正しく理解することができました。お酒は楽しく飲むものですが、一歩間違えれば毒にもなり得ることを、身をもって学んだ一日でした。あの日、勇気を出して病院へ行ったことは、私の健康管理に対する意識を根本から変える重要な転換点となりました。
お酒を飲みすぎた翌朝に救急外来へ駆け込んだ日